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現在、私は IT エンジニアとしての経験を活かし、新しい言語学習アプリの開発に取り組んでいます。今回はその開発の裏側にあるこだわりや、デザイン、文化、そして日常の些細な体験について、自分の考えをまとめました。

言語学習アプリにおける「映画のセリフ」の重要性

私が開発している言語学習アプリでは、映画のセリフを学習素材として取り入れています。当初は『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』のセリフのみを扱っていましたが、現在は仕様を拡張し、ユーザーが自分の好きな映画を選んで学べるように対応を進めています。

実際に現地で人々にヒアリングを行っていますが、やはり興味のない作品では学習のモチベーションが上がりません。逆に、自分が大好きな映画のセリフであれば、「この言い回しを自分でも使ってみたい」という意欲が自然と湧いてくるはずです。学習において「好き」という感情は、何よりも強力なエンジンになります。

AI には真似できない「ファン目線」のセリフ選定

アプリに入れるセリフの抽出には、今のところ AI ではなく、あえて私の手作業(マニュアル作業)を介在させています。以前、AI に「BTTF の名セリフを100個挙げてくれ」と頼んだことがありますが、その精度は納得のいくものではありませんでした。

インターネット上の情報を機械的に拾ってくる AI は、ファンなら誰もが知る「トップ10に入るべき決定的なセリフ」を平気で落としてしまいます。逆に、それほど重要ではないセリフを名言としてリストアップすることもあります。作品に対する熱量がない AI の選定を見ると、「お前はファンじゃないだろう」とツッコミを入れたくなってしまいます。

現在も映画を見返しながら、そのシーンで本当に心に残る、学習素材としても優れたフレーズを一つひとつピックアップしています。この「土台(テンプレート)」をしっかり作る作業が、アプリの質を左右すると確信しています。

デザインにおける「シュッとしたシンプルさ」へのこだわり

私のデザイン哲学は、非常にシンプルです。「シンプルでシュッとしたデザイン」を好みます。今の時代のトレンドである、モノクロ、単色、影や立体感のないフラットなロゴといったスタイルは、私の感性に非常にマッチしています。

情報量が多くてごちゃごちゃしたものよりも、要素を削ぎ落とした先に残る美しさを追求したいと考えています。これはアプリのインターフェース設計にも共通する私の基本的なスタンスです。

アニメは世界共通の「キラーコンテンツ」

日本のアニメは、海外の若者にとって強力なキラーコンテンツになっています。日本語を学びたいと考えているアメリカ人などには、アニメのセリフから入るのが最も効果的かもしれません。

以前、ポーランド人のファンが『美少女戦士セーラームーン』の決め台詞「月に代わってお仕置きよ」を完璧なポーズと共にポーランド語で披露してくれたことがありますが、その熱量には驚かされました。映画やアニメといったエンターテインメントは、言語の壁を越えて人を動かす力を持っています。アプリでも、アニメのセリフを同じトーンで発音できるようなコンテンツを取り入れていきたいと考えています。

ジブリ作品に学ぶ「物理表現」のリアリティ

ジブリ作品、特に宮崎駿監督の演出における「物理的なリアリティ」には、いつも感銘を受けます。例えばキャラクターが着地する際、単に止まるのではなく、重力が戻る瞬間を捉えてゆっくりと膝を使う「スタッ」という描写。あれは物理的な制御を完璧に理解していなければ描けない表現です。

格闘ゲームなどで、巨大な剣を軽々と振り回しながら重心が常に体の中心にあるような描写を見ると、違和感を覚えることがあります。ジブリ作品のような、重量感や慣性を感じさせる緻密なアニメーションこそが、観る者に強い実在感を与えます。こうした「細部へのこだわり」は、開発者として見習うべき姿勢だと思っています。

ジャッキー・チェン映画に見る「編集の技」

ジャッキー・チェンの古い映画を今見返すと、格闘シーンの編集の妙に気づかされます。技を出す瞬間だけコマを早回しにしたり、巧妙なカット割りで動きのキレを強調したりしています。子供の頃はただ「すごい」と思って観ていましたが、エンジニアの視点で分析すると、いかに観客を飽きさせないための「視覚的な工夫」が凝らされているかがよく分かります。

恐怖が想像力を膨らませる日常の瞬間

たまにホラー系の動画を観たりすると、その後の日常が少し怖くなることがあります。特に風呂で髪を洗っているとき。目を閉じている間に後ろに誰かが立っているのではないか、下を向いている隙に何かが起きるのではないか、といった想像が止まらなくなります。

一軒家の二階にあるトイレなども、夜中に一人で行くと何だか異世界に繋がっていそうな気がして、落ち着かないことがあります。大の大人が何を、と思われるかもしれませんが、こうした「もしも」を想像してしまう感覚は、人間の根源的な好奇心や恐怖心と結びついているのかもしれません。

コンセプトとしての「集まり」を大切にする

大人になると、子供の頃のように夜中に意味もなく集まる機会は減ってしまいます。私の配信チャンネルも、一つの「構成要素」として、夜な夜な集まって皆で何かをする、という場所でありたいと思っています。

突然のミッション(課題)が始まったり、新しい仲間が加わったりする。そんな、かつての放課後のような、あるいはゲーム『GANTZ』の世界のような、非日常的な「集まり」の場を、今後も大切に維持していきたいと考えています。

『タコピーの原罪』が残した重い衝撃

漫画『タコピーの原罪』を全巻読みましたが、その読後感は非常に重いものでした。いじめっ子の家庭環境の描写や、無垢なはずの主人公が環境によって変わっていく様子などは、読んでいて「しんどい」と感じるほどでした。

道具一つで状況を解決しようとする危うさや、善意が裏目に出る切なさ。非常に繊細で、かつ残酷な物語でしたが、あれほど感情を揺さぶられる作品はなかなかありません。面白いという言葉だけでは片付けられない、深い衝撃を受けました。

年末年始の活動方針

12月、1月は忘年会などの予定が入りやすく、スケジュールの維持が難しくなる時期です。それでも、なるべく火曜日と木曜日の夜8時半からは配信を続けていきたいと考えています。

新しい環境や生活習慣に慣れるまでは大変ですが、自分のペースで着実に、アプリ開発も発信活動も進めていく所存です。

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